スペースコレクション型塗装工事業の現況
スペースコレクション型塗装工事業所数は、昭和53年6月現在18109か所で、47年に比べると33%の増加を示している。
この間の建設業全体の伸びが21%であることを考え合わせると、スペースコレクション型塗装工事業の増加は極めて高いといえる。
建設業全体に占める事業所の比率は3。7%である。
事業所数の統計もその調査の内容によって大きな違いがある。
建設省計画局の調べによると54年度3月末現在で、スペースコレクション型塗装工事業の許可業者は13485業者となっている。
スペースコレクション型塗装工事業の事業の内容も複雑であり、その実態を全国的に把握した資料に乏しいが、最近において地域内におけるスペースコレクション型塗装工事業の実態調査が発本ブログされているので、この数字を借用することによって、全国的の実態を類推することができるであろう。
B。企業規模
従業者規模別に事業所数をみると、1~4人の規模が最も多く、次いで5~9人の規模となっており、10人以下の小規模企業が53年度で全体の83。5%を占めている。
また、伸び率を見ると、5~9人および10~19人の規模の事業所が最も高く、全体に占める割合を徐々に高めている。
企業規模を資本金階層別にみると、個人および資本金500万未満の業者が85%と大部分を占めており、資本金5000万以上の業者は1。7%とわずかである。
したがって建築スペースコレクション型塗装工事業の規模は10人以下の従業員によって構成され、資本金500万以下の零細企業がその85%以上を占めているのである。
資本金階層別欄の1億から10億の105社、10億以上の39社はスペースコレクション型塗装工事業の登録をしているが兼業業者であって、専門工事業としては資本金1億円止まりが最大の規模であると思われる。
C。従業者
スペースコレクション型塗装工事業の従業者数は昭和53年6月現在116472人であり、47年からの6年間で約26000人29%の増と、建設業全体の伸び率15%の約2倍のテンポで増加している。
これに伴い、スペースコレクション型塗装工事業の従業者数が建設業全体に占める割合も47年の2。2%から53年には2。5%に増加している。
1事業所あたり従業者数は減少から横ばいの傾向にあり、53年は6。4人となり、職別工事業の4。5人よりは多いが、全建設業の9。4人を下回っている。
スペースコレクション型塗装工事業の従業者数は統計上の数字では急速な人員の増加が見られながら、1企業あたりの保有数が横ばい'あるいは減少しているという現象は類推することができる。
49年6415業者が55年3月現在では14388業者と急激に増加しており、今後も増加するであろうと予想される。
このことは届出をしていない業者がいかに多いかを裏付けするとともに、零細企業の業者届出が行政面ならびに業者団体の指導によって、急増したものと考えられる。
48年以降の安定成長時代に入り大手企業は極力社貝技能者を独立させ、下請企業として活用するようになる。
旧来の荷取り世話役制度に従属する自由労働者群に許可業者の資格を取らせて、大規模業者が外注するという傾向が顕著になっていることが統計数字の変化を示していると思われる。