技能労働者

スペースコレクション型塗装工事業の労働者数字をつかむことは非常に困難である。

すでに述べた札幌市の塗装協同組合が一定地域で集中的に調査した結果、統計表に出た数字と水面下の数字の関係を類推する資料として貴重である。

したがって、116472人という従業者数は塗料の消費量から類推して、18万人前後にはなるだろうといわれている。

建設労働力の不足が訴えられ、若年者採用の困難さから高齢化が問題になっている。

スペースコレクション型塗装工事業についても例外ではないが、技能労働者の不足率は他の職種に比較して少ない。

16。2%程度は労働力の流動性の活用によって充足できていると判断される。

従業者の年齢構成においても、スペースコレクション型塗装工事は概して高所作業が多く、かつ軽労働であり移動する作業であるから、建設業平均からみると若年層の比率が遙かに高いのである。

しかしながら日本の人口構成から考えると、業界として積極的に若年技能労働者の受入れ体勢を整え、教育訓練による資質の向上策を講ずる必要がある。

現況として、常用現場労働者の賃金支払、休暇などの処遇は示すとおりであり、労働者にとっては優遇されているとはいえない。

賃金額は工場労働者に比べて、概して優遇されているが、日曜全休でさえ69%にしか達していないので、週休2日制が普及している今日において極めて悪い条件となっている。

法定外労災の利用、退職金制度、厚生施設など、若年者が求める職場の条件は建設業全般と共通して改善しなくてはならないことが少なくない。

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